Self Liner Notes





ある日突然、親友に

無視された。


私が小学生だった頃の話です。
「またあしたね〜!」と昨日笑顔で別れたはずなのに、朝の昇降口で待っていたのは、突き刺すような冷たい視線。

理由は小さなことでした。
仲直りしたり、それっきり溝が埋まらなかったり、結末は色々。。


…こんなくだらない陰口を言うのは
子どもだけだと思っていました。

子どもだからだと、思っていました。



高校生になって、バイトや外部の活動で大人と関わることが増えました。

そこで見たのは
大人が陰口を言っている姿。


それも、小学生の頃の陰口とは違う。


冷たい目を向けたりしない。

本人の前ではニコニコと取り繕って

本人からは見えないところで
ニコニコと愉しそうに



私が大好きで、

ずっと尊敬している人の陰口を。



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子どもから大人になる過程で
誰しも汚い現実に触れる瞬間があると思います。

自分の仮面にも、相手の仮面にも
気付かぬうちに慣れてしまう人もいれば

仮面の奥が見たくもないのに見えてしまって
或いはネガティヴな想像が膨らんでしまって
息苦しい人もいるかもしれない。



______




この曲の主人公は


仮面だらけの世界でも
その奥に潜む真意が全て
見えてしまう人だった



見たくないものが増えていって
見たくないもので溢れてしまって



美しいものが見えなくなった



だから自分の目が
もう何も映さないように



・・・



瞼を固く縫い付けた





もう何も、
見なくていいんだね。



淀んだ笑みも
中身の無い愛も
汚れた欲望も
そして、

あの子の涙も



自分の涙を隠す必要も
拭う必要も

無いんだよ。



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仮面舞踏会



今日も私、24時
使い切った足を引いて
余計なネオンうざったい
道玄坂の裏

腕を組んだ男・女
千鳥足のリズム
欲望たちが今宵も
踊り狂うわ

どうしたって
こんなのって
もううんざりよ
だから私この目を
固く縫い付けたの


どうせ仮面を被って
まるで舞踏会ごっこ
美しい物が無いなら
何も見えない儘が良い


今日も私、24時
汚れた髪靡かせ
嘘でドブ臭い街
道玄坂の裏

どうしたって
こんなのって
もううんざりよ
見たいと思う物等
此れ以上無いわ


どうせ仮面を被って
まるで舞踏会ごっこ
此処に在るのは
唯、酒と金と偽の愛と
社交辞令だわ


ラッタッタ ラッタッタ

カ ル イ ア シ ド リ

コ シ ニ テ ヲ カ ケ

ア マ イ コ ト バ

何が愉しい…?


どうせ仮面を被って
まるで舞踏会ごっこ
仮面の奥の目が
私には見えるの

どうせ仮面を被って
まるで舞踏会ごっこ
これで二度と涙を

流す必要も無いな、、



『仮面舞踏会』Live Movie